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特定非営利活動法人けいはんなアバターチャレンジ | International Avatar Challenge in Keihanna
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技術資料

2024 6/01

Geofenceの精度に関する基礎実験

まえがき

けいはんなアバターチャレンジでは、アバター(遠隔操縦ロボット)を歩道で走行させる必要がある。アバターと観客が不用意に接触しないようにするには、マラソンのようにフェンス等で区切る方法がある。コースをすべてフェンスで囲うのはコスト高につながること、また観戦もしにくいという欠点がある。

GPSを利用した仮想的なフェンスはGeofenceとして知られて、種々の開発ツールが知られている。ここでは、GoogleMAPでエリア指定した時、実際の測定値と、GoogleMAP上の位置がどの程度ズレるのかを簡単な実験によって調べている。

結果は、GoogleMAPを使ったこのような簡易な設計でも、GoogleMAPでの指定位置と72cm程度のずれを見込んでフェンスを設計すればよいことが分かった(RTK-VRS(SoftBank社ichimill)の地殻変動量補正なしのマウントポイントに関しては、最近SoftBankが地殻変動量補正ありのマウントポイントを発表しているが、使用した受信機の設定が間に合わなかった)。

測定場所

図1.GoogleMAPで測定に選んだ場所の緯度と経度

図1の①~⑩が表3のAC1~AC10に対応する。ただし、AC6は上記の緯度34.744892、経度135.765469の地点を誤って想定したため、修正箇所をAC6とした。

使用機器

使用した測定器のソフトウェア表1に、ハードウェアは表2に示す。

種別製品名開発会社
iPadアプリケーションGeoDiveEXAハイウエアエクサ株式会社
表1.使用ソフトウェア
機器種別機器名製造会社
タブレットiPad(OS17.1.1)Apple社
ミニマイコンM5StackBASICM5Stack社(中国深圳)
GNSS受信モジュールM5F9P(M5Stack内蔵)株式会社ジオセンス
アンテナBT-345AJBeitian社(中国)
表2:使用ハードウェア
図2.使用したGNSS機器

測定場所・日時・測定方法

測定日時と場所は、2023.12.8の京都府精華町のけいはんなプラザ前の日時計広場である。GNSS計測には、ichimill補正利用し、各点1秒間隔5回の平均値をとった。地殻変動量補正なしとした。ここで、図1の⑤、⑥は、四角いブロックの東南の角(図では右下)にアンテナを接して測定し、アンテナの位置は地面から40cmほどである。

測定結果

測定結果を表3に示す。ここで、MIN、MAX、AVEはそれぞれ、最小値、最大値、平均値であり、緯度差分、緯度差分の絶対値、経度差分、経度差分の絶対値に対して求めている。絶対値の最大値で考えると、緯度で0.000003、経度で0.000007度ズレると見込まれると分かる。このため、基準点をAc3(緯度 34.744953、経度 135.764917)からこのずれを見込んだ点(緯度34.744956、経度 135.764924)との間の距離が、この測定実験の精度となる。

ヒュベニの公式で距離を求めると0.722242209m。絶対値の平均値で考えると、緯度で0.00000112、経度で0.00000463のずれなので、平均44cmと出る。

ここで、GoogleMAPは小数点以下6桁なので、0.000001未満の誤差は分からない。このため、14cmより良い精度は望めない。

測定場所Google緯度Google経度TakionCM緯度TakionCM経度緯度差分緯度差分絶対値経度差分経度差分絶対値
Ac134.744972135.76486734.74497299135.7648636-0.00000099 0.00000099 0.00000338 0.00000338
Ac234.744971135.76489534.7449727135.7648892-0.00000170 0.00000170 0.00000578 0.00000578
Ac334.744953135.76491734.74495347135.7649128-0.00000047 0.00000047 0.00000422 0.00000422
Ac434.744953135.76494634.74495352135.7649404-0.00000052 0.00000052 0.00000561 0.00000561
Ac534.744888135.76502534.74489145135.7650188-0.00000345 0.00000345 0.00000619 0.00000619
Ac634.744892135.76546934.74489199135.76546230.00000001 0.00000001 0.00000668 0.00000668
Ac734.744828135.76576634.74482888135.7657623-0.00000088 0.00000088 0.00000367 0.00000367
Ac834.744895135.76586134.74489722135.7658566-0.00000222 0.00000222 0.00000442 0.00000442
Ac934.744996135.76581234.74499585135.76580780.00000015 0.00000015 0.00000418 0.00000418
Ac1034.745023135.76551634.74502215135.76551810.00000085 0.00000085 -0.00000213 0.00000213
MAX0.00000085 0.00000345 0.00000668 0.00000668
MIN-0.00000345 0.00000001 -0.00000213 0.00000213
AVE-0.000000920.000001120.000004200.00000463
表3.測定結果

その他の技術資料

ここでは、競技会を遂行するにあたり必要となる技術情報をアップロードします。

■2023年11月19日:プレ大会技術調査報告


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■2023年9月3日:日時計周辺でのStarlink経由アバター動作試験


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■2023年8月7日:山岳地帯におけるStarlinkの通信評価実験


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■2023年7月29日:temiコントロールセンタの使い方


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■2023年7月29日:Double3の使い方

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■2023年7月2日:temiの使い方


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■2023年3月9日:アバター使用を想定したStarlinkの通信特性評価実験


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■2023年1月26日:精華町日時計回りでLTEをアクセス回線とした場合の通信特性


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